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ホーム活動内容研修会2007年度 研修会開催のご案内

研修会開催のご案内


JEA研修会のおしらせ(第1報)


第28回日本歯内療法学会学術大会広島大会に先立ち,
本年もJEA研修会を広島で開催する運びとなりました。
演題は2題を予定しております.奮ってご参加下さい。

日時 平成19年4月1日(日)13:00〜16:00
場所 広島大学歯学部A棟6階大講義室 〒734-8553 広島市南区霞1-2-3
参加費 :5,000円(当日会費:会員・非会員を問わず)
     ※当日受付にてJEA新入会の手続きをされた方は無料
申し込み受付 日本歯内療法学会 事務局(FAX 03-3947-8341)
※参加に関しましては事前にFAXにてお申し込み下さい.
「日本歯内療法学会 JEA研修会 参加希望」と明記したうえで,参加者名,郵便番号,
住所,電話番号,FAX番号(FAX番号はなければ結構です)をFAXにご記入下さい.
お申し込み締切 平成19年3月15日(木)
※お席に余裕がございましたら当日申込も受け付けます.
但し,事前申込で満席となりましたら当日申込いただきましても
ご参加いただけませんので予めご了承願います.

演題1:歯内療法にクオリティをもとめて―エンドと咬合― 川崎市開業 平井 順

歯内療法を必要とする歯は,臨床において痛みを伴うことが多く,それをすみやかに取り除く意味でも処置を最優先してしまいがちです.しかし,歯内療法の目標である予後の長期的安定と口腔内で機能を十分に回復することを考えると,患歯の処置だけでは不十分といえます.

処置の前段階として,可能な限り数多くのデータを収集し,多面的,多角的に,一口腔単位での診査,診断がまず必要です.そして,これ等をもとに,包括的な治療計画が立案され,治療はあくまでも,これに従って進められることが理想です.

なかでも,咬合の診査,診断は,最終の補綴計画を決定するうえでベースとなるわけですから,安定した下顎位のもとで補綴処置を行うことが治療の最終目標であるとすれば,初期において,こうしたプロセスを抜きに歯内療法に入ることは意味をなさないといっても過言ではありません.

歯内療法を必要としたり,すでに多数歯に渡って歯内療法が施されている口腔内は,咬合破壊をきたしていたり,それ等を潜在した状態で放置されていることが少なくありません.こうしたことからも歯内療法は最終ゴールに向かうための,初期における重要な助走段階と位置付けておく必要があります.治療を成功に導くためには,単に根管内の処置としてとらえるのではなく,良好な結果と安定した予後を保ち,口腔内全体の健康を維持安定させ,歯科治療を通して全身の健康を取り戻すことにこそあるといえます.  今回,臨床における現在の私見についてお話させて頂きます.


演題2:生物学的歯内療法の基礎となる根管内嫌気性細菌培養検査
広島大学大学院医歯薬学総合研究科歯周病態学分野 栗原英見

“生物学的歯内療法”とは,歯髄細胞や歯周靱帯細胞などの宿主細胞の機能を積極的に制御して歯髄や根尖孔を石灰化組織で封鎖しようという新しい治療概念である. 宿主細胞に障害を与えることなく感染細菌を除去することは生物学的歯内療法を達成するために最も重要なステップである.根管の機械的拡大および化学的清掃の後に抗菌薬を局所投与することは感染細菌を除去し,宿主細胞の機能発現を誘導する環境を整えるために有効であろう. 本研修会では,広島大学病院でこれまでに蓄積された歯内療法時の細菌検査および抗菌薬感受性試験の分析結果を中心に紹介する.細菌検査の試料は抜髄症例および感染根管治療症例の異なった治療時期に採取されている.すなわち,初診時,治療中(臨床的症状が変化した時),根管充填前(機械的拡大が終了し,臨床症状がない臨床的根管充填時期)に採取されている.根管充填前,すなわち,機械的,化学的清掃が終了して臨床症状が消失した時期,に採取された試料では,抜髄症例,感染根管治療症例のいずれにおいても約半数の症例で細菌培養陽性であった.根管充填前の細菌検査は根管充填時期を決定し,患歯の予後を予測するのに有用であろう.抗菌薬に対する感受性は検査試料によって異なっていたことから,抗菌薬感受性試験は抗菌薬の選択には必須である.感染細菌の完全除去を達成することは,宿主細胞の機能を制御する生物学的歯内療法に必須である.細菌検査が生物学的歯内療法を進めることを保証するが,現行の細菌検査は問題点が多く,最新テクノロジーを導入した細菌検査システムが必要である.

日本歯内療法学会
研修委員会
委員長 松尾敬志

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